一生健康な歯で過ごすには、小さい頃からのケアが重要です。日本は、残念なことにほとんどの大人が歯周病にかかっています。それにブレーキをかけるには、お子さまのうちから「予防」を意識することが大切です。幼い頃から歯科医院で予防治療に取り組むことは、成長に伴って、また成人してからも、虫歯になって歯を削ったり、歯を抜いたりするリスクが抑えられます。将来的に、自分の歯を健康な状態で多く残すことに繋がっていきます。当院では、お子さまに対する予防治療・メンテナンスを特に重要ととらえ、お口の健康をしっかりとサポートしています。早くから正しい予防の知識を身につけ、その習慣化ができるよう、細かにアドバイスさせていただきます。歯が一本でも生え始めたら保護者の方も一緒に予防に取り組み、虫歯にならないように気をつけましょう。
当院の院長は、長年にわたり小学校・保育園などの「学校歯科医(=校医)」を務めています。校医とは、(大学以外の)学校で歯科健康診断・歯科保健指導・歯科保健教育などの職務を非常勤で行う歯科医師のことです。校医としての長年の経験を生かし、院内でも多くのお子さまと心を込めて向き合っています。
お子さまの歯医者や治療に対する不安・怖れを取り除くため、ゆっくり段階的にお子さまと向き合います。痛みがひどいなど緊急性の高いケースを除き、無理に治療をすることはありません。どうぞ安心してお連れください。
お子さまの定期検診は3~4カ月毎が望ましいと考えます。歯科へ足を運ぶことを習慣化し、余裕をもって予防にも取り組めるよう、当院では夏休み・冬休み・春休みなどのタイミングで検診に来られるようにご案内しています。
ご来院の際に、口内の状態(虫歯リスクや噛み合わせの不具合)などを丁寧に診察します。必要があれば詳しい検査も行います。
フッ素は「歯を強く」「再石灰化を促進する」「虫歯菌を抑制する」といった働きを持っています。そのため、歯の表面にフッ素を直接塗ったり、フッ素入り歯磨きの使用をおすすめしたりします。
虫歯ができやすい奥歯の深い溝に、フッ素の入ったセメントを詰めるという予防治療です。食べカスがたまりやすい溝がなくなって歯磨きがしやすくなったり、フッ素の効果で虫歯ができにくい歯質になったりという効果があります。
虫歯は細菌による感染症なので、大人から小さなお子さまに虫歯菌をうつさないことが重要です。日常的に「ご家族の方全員が口内を清潔にしておく」「大人と同じ箸や食器で離乳食をあげない」「大人が食べ物を噛み砕いてお子さまにあげない」などに注意しましょう。歯磨きの習慣づけを意識してあげましょう。乳幼児期は保護者の方が歯磨きをしてあげ、お子さま本人も早く歯磨きに慣れるよう少しずつ促していきましょう。また、歯磨きができるようになったら、小学校低学年までは保護者の方がチェックし、仕上げ磨きをしてあげてください。
お口のことでお悩みがあればお気軽にご連絡ください。電話にてお問い合わせが可能です。